ワークショップでの体験や学びで、現実世界の悩み事を解決してみよう@WACATE2019冬の分科会でのお話
アドベントカレンダー駆動ブログ書きました
こんばんは。ゆるぱし@caori_tです。
この記事は ソフトウェアテスト Advent Calendar 2019 - Qiita の15日目の記事です。
あなたは、勉強会やワークショップでの体験や学びを実際の業務に適用することができていますか?
ワークショップをつくるときに考えているのは、【体験や学び】が参加者にとっての【現実世界の悩み事を解決する】選択肢の一つになってほしいということです。
昨日(12/14)WACATE2019冬のプログラムを活用して【体験や学び】を【現実世界の悩み事を解決する】ところまで結び付ける試みをやってみたので、ご紹介します(/・ω・)/
はじめに:WACATE2019冬のワークショップ本編のお話を簡単に
WACATE2019冬の中で担当したセッションは『物語を想像して問いを立ててみよう』でした。 WACATE2019 冬 プログラム - WACATE
ゆるぱしがファシリテーションするときの思考を取り出してワーク化してみたものです。
実際にどんなワークショップだったか?は公開資料を見てみると、ちょっと分かるかも?
とっても簡単にいうと、対話で問題解決の糸口を探る方法を体験していただきました。
本題:夜の分科会の1テーマ【セッションのふりかえりや続きをやってみよう!】にしてみた
WACATEのプログラム構成として、1日目の夜に【分科会】があり、いくつかのテーマに分かれて1時間半ほどフリーディスカッションを行います。
WACATE2019冬の分科会では、昼間に行ったセッションの続きをテーマに語ってみることにしました。
まずは、参加者さんに分科会の中から『物語を想像して問いを立ててみよう』セッションの続きを選んだ理由を教えてもらいました。 この時、心の中で分科会時間内のゆるい【物語】を構築します(これは裏話)。
選んだ理由や関係する情報は緑の付箋に書いてみました。
なんとなく想定した【物語】の順でいいか確認しながら、お話をスタート。
最初は、時間の関係で消化不良だった後半のワークの話題から。
Aさんが主人公の問題を捉えるための物語を思考するワークです。
みなさんが実際にワーク中に考えた【物語】を共有してもらいながら、つなげていきます。
一通り出揃ったところで、ゆるぱしの想定回答例をいくつか足しながらいろいろなお話をしていきます。
こんな感じです。
【物語】を拡張していくと、次第に現実世界で起こる近い事例の話が出てくるようになりました(緑の付箋で右側に記載)。
ここから、テーマを他の参加者さんの現実世界のお悩みに移していきます。
最初のテーマは「ふりかえりのファシリテーター」
みんなの意見をうまく引き出すには?というお題です。
どんなスキルなのか?上手くいっている人との違いは?など、お話ししていきました。
参加者さんの経験と知恵を集結して、悩み事を解消するために次の一手がイメージで来たところで次のテーマに移っていきます。
次のテーマは「1on1」
お話を引き出す<マネージャー側>の方のお悩みを聞いていましたが、タイミングよく他のテーマから移ってきた方がお話をする<メンバー側>の方だったので、双方のお話を組み合わせながら進めていきます。
関係性をどう構築するか? 【物語】の材料をどう集めていくか? を中心にいろいろなアイデアを出し合いながら、こちらも次の一手がイメージできたところで次のテーマに移っていきます。
最後のテーマは「観察したい」
ここで残り5分!
ということで、楽しく観察できてよかったね!という雑なまとめをしつつ終了時間となりました。
分科会をふりかえって
今回は付箋の写真以上の具体的な内容を書き起こしませんでしたが、【物語】を使って【質問】しながら話をすすめていくことで、参加者のみなさんの知識と経験と知恵を出し合い、誰かの悩み事を解決に近づけていくということができました。
うまく【物語】が構築できてくると、提案できる解決策の【アイデア】も現実的になってくるなぁ…と実感しました。
写真を公開して良いよ!と言ってくれた参加者のみなさまに大感謝しつつ、また次の『ワークショップ』や『ゆるぱし本』に還元して、「毎日、安心して暮らせる世界をスケールし続ける」活動につなげていきます(/・ω・)/
※このブログはアドベントカレンダーの15日目。多くの皆様は16日目に読んでいるかもしれないけれど。ここはメキシコ。まだ15日目なんだぜ。(というありがたい知見を得たWACATEでもあったよ!←参加者にしか伝わらないやつ)